19年BARをやってきて、変わったもの、変わらなかったもの
BAR SAKAIの酒井です。
気がつけば、BARを始めてから19年になります。
2008年にトアロードで自分の店を始めて、
その後、三宮へ移転し、そして現在は神戸・北野。
場所は変わりました。
時代も変わりました。
お酒の流行も変わりました。
お客様の楽しみ方も、昔とは少し変わったように感じます。
でも、19年BARを続けてきて、
「これは変わらなかったな」
と思うものもあります。
変わったもの
昔と今では、BARの楽しみ方も随分変わりました。
スマートフォンが当たり前になり、SNSで店を探す人も増えました。
昔なら、紹介や口コミ、街を歩いていて見つける。
今はInstagramやGoogleなどでお店を探してから来店する。
BARを知ってもらう方法は、大きく変わりました。
店側としても、時代に合わせていかなければいけないと思っています。
それでも、BARという場所で実際に人と人が向き合うことは、変わっていません。
変わらなかったもの
カウンターに座って、一杯のお酒を飲む。
バーテンダーと少し話す。
あるいは、ほとんど話さず静かに過ごす。
その時間は、今も昔も変わりません。
BARは、お酒を買って帰る場所ではありません。
その場所で過ごす時間も含めて、BARなのだと思っています。
だからこそ、19年やってきても、
「今日はどんなお客様が来るんだろう」
という楽しみがあります。
店が変わっても、BAR SAKAIは変えたくないものがある
トアロードから三宮へ。
そして2025年には、神戸・北野へ。
店の場所も空間も変わりました。
現在のBAR SAKAIは、私自身が長年BARを続けてきて、
「こういう店にしたかった」
と思える場所に少しずつ近づいています。
ただ、店を大きくすることや、目立つことだけを目指しているわけではありません。
19年間やってきて、今も大切にしているのは、
「また来たい」
と思ってもらえること。
それだけです。
19年経っても、まだ完成していない
19年BARをやってきたからといって、
「もう完成した」
とは思っていません。
むしろ、長くやっているほど、
まだまだ勉強することがあるなと思います。
お酒もそうです。
サービスもそうです。
そして、お客様との時間の作り方もそうです。
だからBAR SAKAIは、これからも少しずつ変わっていくと思います。
でも、
「この店に来ると、なんか落ち着く」
そう思ってもらえる場所であること。
そこだけは変えずに続けていきたいと思っています。
神戸・北野でBAR SAKAIを始めて、もうすぐ一年。
これから10年、20年と続けられるBARを目指して。
今日もカウンターでお待ちしています。
BAR SAKAI
オーナー 酒井 宏光